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顕正新聞10月5日号より転記。

【火災で豚舎焼失、かえって御守護大難を機に想像もせぬ環境に一変】
男子部第十一隊長 成毛 ○○

 茨城を中心に戦う第十一隊におきましても、昨日まで真剣に戦った結果、念願の誓願に倍する四十名の弘通が成し遂げられましたこと、感激でいっぱいであります。
 これひとえに「北関東広布」を急がれる浅井先生のご一念に強く守られたゆえと報恩感謝の念、尽きぬものであります。

【「転重軽受」「不求自得」】

 九月五日の日曜勤行において先生は、開目抄の一節を引かれ
「この信心を受持してもし大難に遭うならば、かえって大利益を生ずる。その利益は二つある。一つには転重軽受であり、もう一つは不求自得である。
 転重軽受とは、過去の重き罪障を転じて軽く受けること、すなわち宿命転換ができるということ。また不求自得とは、求めずとも自然と成仏を得るということである。
 ゆえに『諸難ありとも疑う心なくば、自然に仏界に至るべし』と仰せられるのである」と指導下さいましたが、この仰せを噛みしめては自身の体験が重なり、有難さで幾度となく涙が込み上げたものであります。

 私事ではありますが、私は顕正新聞の茶寮の特集記事にも紹介頂いたように、家族で養豚業を営んでおります。
女子部総班長の妻をはじめ、長男は男子部支隊副長、次男は男子部組長、長女は女子部班長を務めており、各々が功徳を頂きながら広宣流布に戦っております。

 【豚舎焼失!】


 そのなか、入信より十五年目の平成十七年二月、養豚場の「心臓部」ともいうべき分娩舎から出火し、他の豚舎や倉庫を焼失、そして多くの豚を焼死させるという火災に見舞われましたが、御本尊様の大なる御守護を頂き、保険金も予想以上に下り、資金の借り入れや新豚舎の建設も異例の速さで進めることが叶いました。
 しかし当時は父より経営を任された直後でもあり、身内や近所の者から「信心して、なぜ火事になるのか。地元の神や仏を大事にしないからだ」と心ない言葉を浴びせられ、火事という否定できない目の前の現実に、唇を噛み締めたものでした。
 また数ヶ月で四千万円超の費用を新豚舎の建設に使って豚舎の近代化は図れたものの、多くの豚が焼死したことから、火事直後は収入も激減してしまいました。

【御奉公に体ぶつける】

 しかし「先生より隊をお預かりしているのに、戦いを遅らせてはいけない」との思いだけで、ただ御本尊様に祈り、体をぶつけ、同志と共に夢中で戦ってまいりました。
 そしてその後も、さらに自在を得て御奉公に出かけやすくするため、体温調節ができない豚のための大型換気扇の増設や、ドリップクーリング等の空調設備を整えたり、また労働時間短縮のため、自動で餌を与える給餌ラインを増設したり、本年一月にも一千数百万円かけて子豚の家を十六基設置する等、設備投資を毎年行ってまいりました。

【想像もしない環境に】

 そのなか火災から五年半で、火事以前の人力中心で過酷きわまりない状況からは考えられぬほど、労働環境を一変させて頂き、今では労力・時間のみならず経済面においても大へん守られ、親戚も
「かえって火事になって良かったね」と、一分なりとも御本尊様のお力を認めるまでに変わってまいりました。
 実は、火災になる以前の養豚の環境は劣悪きわまりなく、ウジやハエが大量に発生するなか糞尿処理を手作業で行い、子豚を別の豚舎に移動させるのも抱きかかえて行う等、大へん過酷な作業でありました。
 それが今では、糞尿処理も機械化され、豚の移動も何時間もかかっていたのが、フォークリフトで数十分で済むようになり、餌やりも自動化される等、想像もつかなかった環境へと変わらせて頂きました。
 また経済面でも多大な御守護を頂き、車も新車・中古車あわせて六台も購入でき、自宅の「離れ」も増築することが叶ったのでした。

【「諸難ありとも疑う心なくば・・・」】

 現在、畜産業界も世間に違わず、疾病のみならず、異常気象や投機マネーの流入による飼料の高騰、消費の低迷による豚価の下落等、大へん厳しい状況であります。
 ことに私のような小規模の家族経営のところは、後継者不足や資金繰りの問題により、廃業が跡を絶たないのが現状であります。
 しかし私においては、微々たる御奉公にもかかわらず、周囲からは大きな信用を得られ、協力してくれる人やメーカーも多く現われ、また長男の就農も近く予定しており「我並びに我が弟子、諸難ありとも疑う心なくば自然に仏界にいたるべし」との御金言と共に、「転重軽受」・「不求自得」の功徳を実感とするものであります。

【先生の弟子思われるお心】

 これひとえに、浅井先生に師事し得たゆえであり、また何より「新水戸会館」御入仏式の祈、先生より思いもかけず「口蹄疫は大丈夫かね、恐ろしい病気だから気をつけるように」との、勿体ないまでのご心配のお言葉を頂き、己の信心を引き締めさせて頂いたゆえであれば、先生に対し報恩感謝の念でいっぱいであります。
 この先、たとえ命に及ぶ大難が起きるとも「つたなき者になってはならぬ」との先生の仰せのまま、大聖人様を信じ切り、浅井先生に付き切らせて頂く所存であります。
 現在の尖閣諸島問題に見るごとく、日本が完全に中国に屈し、中国からナメられ切った姿を見れば「他国侵逼に遅れてなるものか」との先生の急がれるお心に第十一隊も何としてもお応えせんとの闘志、五体に充満するものであります。
 されば頂いた功徳に甘えることなく、これより頂く浅井先生の指導を即実践に移し「妙国日本が、亡んでたまるか」との先生の大師子吼に、怒涛の大前進を以て断じてお応えしてまいる決意であります。

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